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伝統医療を継承し、患者本位の施術を行う「オーダーメイドの治療家」

   接骨院や整骨院で治療を行う医療資格者を柔道整復師といいます。
柔道整復師の治療技術は1,200年余りの歴史を有し、日本の伝統医療として連綿と受け継がれてきたものです。これは柔道の『殺法』と『活法』から派生し、先人の治療家たちの臨床的経験の積み重ねによって構築された医療であり、これまで比較的狭い師弟関係の中でのみ秘伝的に伝承されてきた日本固有の伝統医療、伝承治療の技術形態です。古代の中国・インドの医療をルーツに持った伝統医療、すなわち漢方、鍼灸などは一般に東洋医学と言われますが、地域的な広義では日本の按摩、柔道整復術もこれに含める考え方もあります。しかし、柔道整復術の骨折や脱臼に対する関節部骨折部の整復をする手技療法自体は日本古来固有のものです。これらは学問的に体系化され、かつ法的に認められた治療であり、いわゆる民間療法とは一線を画しています。
   わが国では江戸時代まで東洋医学が主流でしたが、明治維新以降、西洋医学が主流となりました。時代的背景として、欧米列強と肩を並べる近代国家を作り上げるために、明治の新政府は欧米に倣った社会制度を導入する必要性があったからです。医療制度もまた、当時、外科の分野で目覚しい発展を遂げていた西洋医学を取り入れました。このようにして、西洋医学を学んだ者だけを医師として認める法律が生まれたのです。そのとき、日本の伝統医療が無力だったかというとそうではありませんでした。世間では、漢方薬に親しみ、鍼灸・按摩の治療を好み、ほねつぎ(柔道整復師)を頼っていた人が沢山いたのです。当初、新政府は伝統医療を全面的に廃止する考えでしたが、国民が望む伝統医療の重要性を無視することができなくなり、鍼灸師、按摩師、柔道整復師を法律的に認めざるを得なくなりました。国民の根強い要望があったからこそ、日本の伝統医療である柔道整復術は存続したのです。
   近年では、近代医療と代替医療をあわせ患者を治療する「統合医療(Integrative Medicine)」の概念のもと、「補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine ;CAM)」が世界的に注目されるようになってきています。近代医療とは、すなわち科学的・統計学的医療である西洋医学であり、代替医療とは東洋医学を含む、伝統的・経験学的医療のことを指しています。アメリカにおける代替医療の受診者は1990年には全国民の34%に達するようになりました。また、1997年には代替医療への受診回数は6億2900万回にのぼり、かかりつけ開業医への受診回数3億3800万回を大きく上回ることが報告されています。アメリカをはじめ、世界各国で医療実態調査が行われるようになると、改めて代替医療の重要性が認識されるようになりました。2001年には、WHO(世界保健機構)報告書に『柔道整復師』とその治療技術が「Judo Therapy」として記載され、世界的に認知されるようになっています。
   柔道整復術が伝統医療として継承され、今日まで存続し得たのは、柔道整復師が「患者本位の治療」を続けてきたからに他なりません。そして、こうした伝統医療を受け継ぎ、患者さんの症状の経過を観察しながら治癒を促進する「手技治療」を行い、運動機能の早期回復を図る為、患者さん一人ひとりに合わせた治療・リハビリを実践する、柔道整復師は、いわば「オーダーメイドの治療家」なのです。

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